プレミア12は、世界中の野球ファンが注目する国際大会です。2024年大会もその期待を背負い、盛大に開催される予定です。優勝賞金の規模やルールの詳細は、プレイヤーやファンにとって大きな関心事ですよね。
特に、プレミア12とWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の違いは、ファンなら押さえておきたいポイントです。延長戦や順位決定方法、コールドゲームのルールなど、それぞれの特徴を知ることで試合観戦がさらに楽しくなります。
本記事では、プレミア12の優勝賞金に関する情報を交えつつ、WBCとの違いや大会ルールを分かりやすく解説します。大会の注目ポイントを押さえて、より深く野球を楽しんでみませんか?
プレミア12、日本連勝していますね!ぜひ優勝してほしいです
プレミア12の順位決定方法・WBCとの違い
プレミア12の順位決定方法・WBCとの違いについて
プレミア12のルール
項目 | 内容 |
---|---|
延長戦 | 10回以降はタイブレーク方式(無死1・2塁)、引き分けなし |
コールドゲーム | 5回以降15点差、7回以降10点差 |
指名打者(DH)制 | 採用 |
ピッチクロック | 無走者時20秒 |
プレミア12の順位決定方法(オープニングラウンド)
プレミア12のオープニングラウンドでは、チーム間の勝敗が同じ場合、以下の順序で順位を決定します:
直接対決の結果
- まず、同じ勝敗数のチーム同士の直接対戦の結果を参照します。
チーム・クオリティ・バランス(TQB)
- 該当チーム間の対戦におけるTQBが大きい順に順位を決定します。
- TQBの計算方法:
$$ TQB = \frac{得点}{攻撃イニング数} – \frac{失点}{守備イニング数} $$
ER-TQB
- 該当チーム間の対戦におけるER-TQBが大きい順に順位を決定します。
- ER-TQBの計算方法:
$$ ER-TQB = \frac{相手の自責点}{攻撃イニング数} – \frac{自責点}{守備イニング数} $$
打率
- 該当チーム間の対戦での打率を比較します。
コイントス
- 上記のすべての方法で順位が決まらない場合、最終的にコイントスで順位を決定します。
これらの基準により、オープニングラウンドでの各チームの順位が公平に決定されます。
プレミア12の順位決定方法(スーパーラウンド)
スーパーラウンドでチームの勝敗が同じになった場合、以下の順序で順位を決定します[1][3][5]:
直接対決の結果
- 同じ勝敗のチーム間の直接対戦の成績を最初に参照します。
チーム・クオリティ・バランス(TQB)
- 該当チーム間の対戦におけるTQBが大きい順に順位を決定します。
- TQBの計算式:$$ TQB = \frac{得点}{攻撃イニング数} – \frac{失点}{守備イニング数} $$
ER-TQB(自責点ベースのTQB)
- 該当チーム間の対戦におけるER-TQBが大きい順に順位を決定します。
- ER-TQBの計算式:$$ ER-TQB = \frac{相手の自責点}{攻撃イニング数} – \frac{自責点}{守備イニング数} $$
打率
- 該当チーム間の対戦での打率を参照します。
コイントス
- 上記の方法で順位が決定できない場合、最終的にコイントスで順位を決定します。
これらの方法により、スーパーラウンドでの順位を公平に決定します。
WBCの順位決定方法
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)における順位決定方法は、チーム間の勝敗が同率の場合に複数の基準を用いて行われます。
同率の場合の順位決定手順
2チームが同率の場合
- 直接対決の結果で上位を決定
3チーム以上が同率の場合
まず、他のチームとの対戦結果を確認
- 1チームが他のチームにすべて勝利した場合、そのチームが上位
- 1チームが他のチームにすべて敗れた場合、そのチームは下位
追加の判定基準
- 守備アウト数あたりの失点数が少ないチーム
- 守備アウト数あたりの自責点数が少ないチーム
- チーム間の対戦における打率が高いチーム
- 上記の基準で決まらない場合は、WBCIによる抽選
注意点
- 順位決定は主に1次ラウンドで重要となる
- 複数の統計的指標を用いて公平な順位付けを行う
この方法により、チーム間の実力を多角的に評価し、順位を決定します。
プレミア12とWBCの順位決定方法比較表
両大会における順位決定ルールの違いや共通点を比較してまとめています。
項目 | プレミア12 | WBC |
---|---|---|
1次ラウンドの順位決定 | 勝利数 → TQB(得失点率) → ER-TQB(防御率得失点率) → 打率 → 抽選 | 勝利数 → 試合間直接対決の結果 → TQB → ER-TQB → 打率 → 抽選 |
延長戦の適用 | 10回以降タイブレーク方式(無死1・2塁) | 10回以降タイブレーク方式(無死1・2塁) |
コールドゲーム | 5回以降15点差、7回以降10点差 | 5回以降15点差、7回以降10点差 |
順位決定戦 | 総勝利数、得失点率等を用いて決定 | 同様の方式だがラウンド内結果の優先順位が高い |
タイブレーク方式 | 両大会共通で無死1・2塁からスタート | 両大会共通で無死1・2塁からスタート |
その他 | WBSCが主催する国際大会の基準を適用 | WBC独自のルールが一部採用 |
プレミア12 2024 優勝賞金と大会ルールの総まとめ
- プレミア12はWBSC主催の国際野球大会である
- 2024年大会では優勝賞金が注目されている
- オープニングラウンドの順位は勝敗と直接対決の結果で決まる
- 同率の場合はチーム・クオリティ・バランス(TQB)が採用される
- ER-TQBは自責点を基に順位を決定する指標である
- 打率はさらに順位決定の基準として用いられる
- すべての基準で決まらない場合はコイントスが行われる
- スーパーラウンドでは総勝利数が重要な評価基準となる
- 延長戦では10回以降にタイブレーク方式を採用する
- コールドゲームは5回以降15点差、7回以降10点差で成立する
- 指名打者(DH)制が全試合で適用される
- プレミア12はピッチクロックを導入している
- WBCとの大きな違いはTQBやER-TQBの優先順位にある
- WBCでも同率の場合は複数の指標が使われる
- プレミア12は公平性を重視した複数の判定基準を設けている